子供がいる親ならなり得る「娘がいじめをしていました」

子育て

「心配事の9割は起こらない」って言葉聞いたことありますか。

たしかに「起こらないことを心配していてもどうにもならないよね」とは思います。

でもこれって自分事の場合だけなんですよ(私の場合は)

子育てのことになると思いもよらない事が普通に起こるもんです、えぇ、普通に。予想外が起こる。だから子育てに関しては事前に対処方法を知っておきたい派です。

今回紹介する本「娘がいじめをしていました」はタイトルから衝撃的。

我が子がいじめ?しかも加害者?いやいや、そんなことありえない。と思いながらも、、、
読み終える頃には、やっぱりあり得るかも…と思える内容だったので
ぜひ子育て中の方に読んでほしいと思ってレビュー書いています。(ネタバレ無し)

冷静になって考えてみれば当たり前なんですけどね。
子供も人間。いじめが起これば加害者も被害者も存在するんです。

どっち(加害者・被害者)になるかなんてわからない…
どちらにもならないことがベストだけど、そうも言ってられないですよね。

暴力してなければセーフ?
見てるだけならセーフ?
動画撮ってるだけならセーフ?

どこからがいじめでしょうか。どこまではいじめじゃないのでしょうか。
そもそもいじめにボーダーラインなんてあるの?

いろいろと考えさせられる内容でした。

SNSで知って購入。内容は?

著者のしろやぎ秋吾さんのX(当時はTwitter)で投稿されているのを見たのがきっかけで購入しました。

今もしろやぎ秋吾さんのXで第一章と第二章が読めますので興味がある方はぜひ。

さて。内容ですがネタバレなしです👇

物語は何気ない日常から始まります。
ところが娘の様子がおかしいなと思っていた矢先…
娘がケガをして帰宅。
話を聞くと、クラスの子からいじめられていると打ち明けられました。
その後、娘は不登校に…。

一方、加害者側は___
謝罪はした、時間が解決する、そう信じていたのに…。
事態は最悪の方向へ進んでいきます。

親だけじゃなく、子供にも読んでほしい!

本書は被害者側の母親の心情と加害者側の母親の心情、どちらも描かれていてリアルでした。私は母親になってこの本を読んだので、感情移入しやすかったです。

漫画で読みやすいので親だけでなく、小学生以上の子供にも読んでほしい本です。

実際に読んでみて感じたのは、自分の子供も〝いじめる側〟にも〝いじめられる側〟にもなり得るんだ…ってこと。正直ハッとしました。

親としては自分の子供がいじめっこだなんて思いたくないし
いじめなんてするはずない、と信じたいじゃないですか。

でも、もしも…
我が子がいじめられてるって知ったら、私はどうする?って考えたとき

助けるにはどうしたらいいだろう?考えられる限りの手を使って救いたい、解決したい。学校に相談もできるし、警察に相談することもできる。

我が子がいじめの被害者になってしまったら、出るとこ出るぞ!って思ってます。が、、、

じゃぁ我が子がいじめる側だったら?私はどうする?って考えたとき

とにかく相手に謝りに行く。

これしか思いつかなくて。ここで思考停止でした。

いじめの加害者になってしまったら、どうしたらいいんだろうか。頭の中ぐるぐる考えたけど最善の解決策なんてなくて。人を傷つけてしまったことを背負って生きてくしかない。これだけしか出てこなかったです…

本書を読み終えたあと、もしかしたら私も「被害者の親」「加害者の親」どちらにもなり得るんだって怖くなりました。でもこれからも続いてく子育ての中で、この可能性に気づけたのは良かったし、心にグサッと刺さりました。

もし、我が子がいじめに関わっていると知ったら。
どちらの場合でも私は我を忘れて突っ走ってしまいそうです・・・。

まずは自分が冷静にならなくては。(自戒を込めて)

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